お知らせ

構造医学研究財団からのお知らせをご案内いたします。

【開催報告】地球環境問題医療者会議 本質編の第3講が終了いたしました

2019.05.22

令和元年5月18~19日(土・日)に開催いたしました、地球環境問題医療者会議 本質編第3講はおかげさまを持ちまして無事に終了いたしました。
吉田勧持先生の講義では、トランスポーター機能不全による細胞内の不要物質の貯留を発端とする非特異性炎症について取り上げていただきました。さらに、原理編上梓から約30年を経てようやく第1章の内容に触れられ、応用学としての素粒子の医学的活用の仕方について概説されました。
また今回から、受講生の皆さまに講座終了後にご案内しているホームワークの解説を西川めぐみ先生に行っていただきました。頭蓋底部の孔と神経系および裂について、図を交え分かりやすい講義でした。構造医学ではさまざまなお立場の先生方が受講されておられます。それぞれ視点の異なる解説を聞くことで、受講生の皆さまはさらに理解が深まるのではないかと存じます。

二日目は東良彦先生(日本構造医学研究所)による骨盤外傷の講義から始まりました。骨盤は整形外科系だけでなく消化器系や泌尿生殖器系の外傷が混在する領域であり、多角的な診療が必要な部位です。高齢者の増加により骨の脆弱性から骨盤損傷で出血が認められる場合、命にも関わる大変危険な損傷であり、速やかに大きな病院へ救急受診する必要があります。受診までの間に行うことが出来る処置の一例として腹帯を利用した骨盤の整復を紹介していただきました。
林田一志先生(一財 構医研究機構所属)の講義では、構造医学を学び、世に生かす必要性についてご自身の経験を交えたお話をしていただきました。患者が診療者や医薬品に依存せず治癒することが出来るだけでなく、不定愁訴や痛みとして表現する様々な苦悩に対してもアプローチが出来るということは、診療者として大きな利点であり、また学んでいてよかったと思うと結びました。

第3講を欠席された方には講座DVDのご案内をメールにてお送りいたしますのでご確認ください。
また次回7月20~21日(土・日)に開催いたします第4講は最終講となります。1日目終了後は懇親談話会も予定しておりますのでぜひご参加ください。懇親談話会のご案内および詳細については、6月初旬に改めてご案内いたします。

セミナーの様子
セミナーの様子
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