セミナーについて
構造医学の理念に賛同し、生活環境の改善を志す方を対象としています。(受講に際し、医療資格や免許等は不要です)
構造医学の原理を理解するために必要な素養を、現代の諸問題を加味した講座と実習により伝授します。
地球環境問題医療者会議が目指す、平和な世界の実現に必要な人材の育成を目指すセミナーです。
地球環境問題医療者会議の参加者の中で、特に理解があると認められる方や、医療資格者として地球環境問題に取り組む志のある方が対象です。
講座及び実習により構造医学の基幹技能を伝授する内容となります。
構医教育機構が「構造医学徒として十分な知識とそれを実践する技術を有し、自己責任能力の範疇にて社会責任に応えられる人格である」と認めた場合は、構医認定証を授与しております。
以下の科目に社会背景や時代への対応などを鑑みた最新医療トピックを取り入れて構成します。
年間取得単位はどちらも40単位となっており、本質編に参加される体験及び各支援制度での受講者には単位が付与されません。
〇構造医学体系の基礎的認識論
〇構造医学哲学論考(現代に生き残る考え方)
〇技の習得に必要な伝承用語の解説
〇生物反応重力場の理論
〇バイオメカニクス 生体機構学
〇バイオトライボロジー 生体潤滑理論
〇顎のもつ生物医学的意味 ヒトの機構的平衡系
〇構造医学診断学の要素論(臨床実習を含む)
〇生理歩行論(子供の成長を助ける)
〇生理局所冷却法
〇医療と環境構造論(高齢者に応用できる医療とは)
〇構造医学境界層理論とその応用
〇上位頸椎の臨床―不定愁訴への解法―
〇脊柱、脊髄傍側神経矛盾の臨床―安全の実現と、法からの防衛―
〇四肢の外傷性障害と陳旧性、退行性障害の臨床―療具の使い方―
〇動的平衡系の基本としての顎とWBの問題と処理技術
〇若年性と老化による身体の障害―体軸の構成への手立と実際―
〇身体の保守について―精神の安定を含めて―
〇今後の社会病理の中で生じる認知障害対策と処方―素粒子物理と量子論を応用した術―
01男女比
02年齢層
03勤務形態
復習用として各講座のDVDを販売しております。これはあくまで診療者の教育用であり、患者や一般の方など不特定多数への構造医学啓蒙資料として制作されているものではありません。
内容中にある工業所有権を含む知的財産権は構造医学研究財団にあります。無断での複写・編集・転載および譲渡は禁止いたしております。
ご購入者様ご自身の管理下において管理保全を行ってください。
受講コース (通年・継続) |
出席時 | 欠席時 |
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通常受講 | 講座会場でお申し込みください |
各講座終了後、事務局より往復はがきタイプの誓約書をお送りします。 申し込む場合は、はがき返信面の誓約書に記入し投函して下さい。 |
スポット受講 | お申込みいただけません | |
学生支援 | ||
パートナーズ | お申し込みいただけません | |
体験受講 |
議長 / 講師 吉田勧持 (理博・医博)
元物理学者。専門はプラズマ・界面物理。主に物理・工学・医学を学際領域とした構造医学を創設し、40年近く臨床を続ける傍ら、数々の研究を行う。 日本構造医学研究所所長。1148名の学会員を擁する日本構造医学会理事長。空手道8段。
構造医学の正規講座である地球環境問題医療者会議の創設の背景は、世界が近現代へ変遷する中で地球各地で起こる様々な異変( 戦争・飢餓・貧困・差別・感染症・集落崩壊・政情不安等)によって、 現代の医療の恩恵を受けられない人々が存在し、発展途上国ではその生産性を高めるために繰り返される公害や環境破壊、そしてその影響を受けた被災者と呼べる人々に対し、 医療者の関心の低さ、無力感があり、未来を見据えたとき、残念な思いが湧いてきたことが、その発端でした。 当時このような地域で過酷な体験を経た友人たちからの助言は、まさに行動すべき時であることを、私に決意させた次第です。 それは発展の代償に日本が迎えつつあった危機とも密接なものでした。
医療人は、人の生命活動の安寧に不可欠な要職であり、宗教者も正にその意味では同根と考えられます。 ならば、少しでもこのような意識を持った医療人の育成や、関連業務に従事できる人材育成を加味しようと、地球環境問題医療者会議を立ち上げました。 その際、医療者の枠組みとして、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・柔道整復師・鍼灸師・指圧あんまマッサージ師・理学療法士などに加え、宗教者や諸学者及び教育者を含め、学際として出来るだけ多くの方々に参加してもらえるよう対応して参りました。
実際の活動としては、アジア・アフリカ地域におけるアメーバ赤痢による乳幼児死亡率の低下を目指し、有用微生物の賦活化技術や、病原微生物の不活化技術、安全な飲用水の提供のための諸技術の開発、 エネルギー効率の高い各要素技術開発による公害予防、日本における公害の反省から、行政各機関への働きかけ方や法整備への助言、そして何より人々への意志ある啓蒙など、多様な問題への挑戦を図るものでした。 構造医学の考え方はこうした理念に合致し、単なる医療並びに技術にとどまらず、大きな目的を含むものです。 その頃、既に存在していた日本構造医学協会を解散し、地球環境問題医療者会議に統合を図り新たなNGOとして行政各位のご理解とご協力の下、歩み始めました。
いま、日本の社会は当時危惧した通り、集落の限界化や都市部においてすら孤独な暮らし、文化的コミュニティの毀損、社会の運用速度の速さに追従できない老人の増加、 海外に目を向ければ、各地の戦闘の激化、宗教対立、差別、貧困の進行など多くの要因により格差が広がり、辛い生活と人生を強いられる人々がますます増えております。 私たちの生活の外にある環境は、地球規模でこのような実態にさらされているのです。 地球環境問題医療者会議発足から早20年余り、のべ1万8千人近い会員がこうした実態を胸に留め、構造医学を学び、身につけ、今も日夜現場で活動を続けています。 小さな灯火ですが、これからも有為な人材を育成して参ります。
構医教育機構公認の正規セミナーで講義を行うことができる構造医学認定講師は以下の3名です。(令和2年1月21日現在)
林田一志
医学博士
一般財団法人 構医研究機構 理事長
住岡輝明
医師 / 医学博士
構医クリニック新水前寺 院長
東良彦
日本構造医学研究所付属臨床施設 臨床部長
専門は臨床病理
構医教育機構公認の正規セミナーで補助的な講義を行うことができる構造医学認定助教は以下の2名です。(令和2年1月21日現在)
川内野良蔵 日本構造医学研究所付属臨床施設 元臨床部長
西川めぐみ
獣医師
脳低温療法施設 元所長
熊本大学医学部解剖学教室 博士課程単位満了
2019年1月に開催いたしました地球環境問題医療者会議 本質編より、林田一志先生の講義をご紹介いたします。
構造医学を初めて学ぶ方に向けたこの講義は、初学者が戸惑いやすい学習の方法や無数にある解釈に触れ、多くの受講者から情報を得ることが大切だと述べています。
既に構造医学を学んでおられる方は、一度ご自身の治療や臨床者としての自分を見直すきっかけになるかと存じます。是非ご覧ください。
1986年発足(前身は日本構造医学協会)。任意団体。会員数1100名。医療と環境構造論に基づく調査・研究・知見評議・医療人材育成を行う。医師・歯科医師・柔道整復師・農学者・哲学者・理学者・経済学者らにより構成される。現在は構造医学研究財団の教育部門である構医教育機構が事務を担う。
地球環境問題医療者会議は、構造医学の正規の学びの場です。
ここでいう地球環境問題とは、大気汚染や温暖化といった自然環境に限定されるものでなく、また進歩主義的テクノロジーへの反省のみを指すのではありません。
合成誤謬則に表現されるように、集合要素の各々は必ずしも全体を表さず、構造医学においても「環境と医療」は、先述の自然環境をはじめ医農工や経済、制度、そして心といった細分化できない因子の総体です。
つまりそこに関わる医療者の定義も自然と広がり、医療資格者に限らず、未病を招く因子を可能な限りコストや環境負荷を抑えた形で解消することや、
病気やけがの緩和、発生そのものを未然に阻止すべく活動する方すべてが医療者にあたり、そうした人材が集まり学んでいます。
特に本質編は、資格・職業に関わらず受講していただくことができます。
現代医療は表に現れた病気やけがに対しての医学的進歩において目を見張るものがあります。しかし一方で、自覚症状のない疾病や生活環境や習慣によって引き起こされるであろう未病への対応に関しては、前者ほどの進歩は見受けられません。
病の予防には生活環境、生活習慣、そして心の問題を解消していく必要があり、それは医療資格者の知見だけではなく、生活環境に関わる様々な職種の方々の協力があって初めて成し得ることであると、私たちは考えています。
また、構造医学が目指す平和は、高度な医療機器や充実した医療体制が構築できる先進国の都市部だけではなく、少子高齢化が進む集落や被災地、紛争地帯、貧困地帯などを含めた地球全体で、一定の医療が受けられる世界です。
地球環境問題医療者会議発足から早20年余り、これからも有為な人材を育成してまいります。
・アジア・アフリカ地域におけるアメーバ赤痢による乳幼児死亡率低下を目指した微生物の不活化技術の開発及び行政への働きかけ(国際特許取得)
・安全な飲用水の提供のための技術の開発(国際特許取得)
・エネルギー効率の高い各要素の技術開発による省エネ化の提言(パートナー会社により実用化)
※ 国際特許取得技術は、使用料による利権問題を排除し、安全な技術を安価に提供して頂くために国際特許を取得しております。