お知らせ

構造医学研究財団からのお知らせをご案内いたします。

【開催報告】地球環境問題医療者会議 本質編の初講が終了いたしました

2020.01.23

令和2年1月18~19日(土・日)に開催いたしました、地球環境問題医療者会議 本質編の初講は、おかげをもちまして無事に終了いたしました。本年は新たに十数名の新規受講生を迎え、昨年にもまして活気あるセミナーを行えることを喜ばしく思うと共に、職員一同、皆さまの学びにお力添えが出来るよう努める所存です。

医療は本来、侵害性を併せ持った行為である

吉田勧持先生の講義ではまず医療者としてのあり方について説いていただきました。医療は侵害性を併せ持ったものであり、刑法上の違法性が阻却されるといった法理は、その侵害性を念頭においたものである。だからこそ、回復を願う(祈る)心が必要であると述べられると、メモの手を止めて深く聞き入る受講生の姿が多く見受けられました。
その後、バイオトライボロジーの解説では新規受講生と共に関節の潤滑について実験を行いました。実際に物体間に荷重をかけた状態の方が、荷重のない状態より滑りやすいことが観察されると、身を乗り出して実験を見つめる方も見られました。

セミナーの様子
セミナーの様子
セミナーの様子

林田 一志先生(一財 構医研究機構所属)の講義では「家族を診ることができるようになりたい」と思ったことが医の道に進むきっかけになった話に始まり、初めて勤務した大学病院で、ひたすら安静にして正常値に戻すことを目的とする診療アプローチを目の当たりにし、それまで学んできた内容との矛盾を抱えていた中で構造医学と出会った話や、入門後に医療者としての根幹を成し得たエピソードなどをお話していただきました。
また継続学習者としての立場から初学者に向けた学習のアドバイスについては、特設ページで公開しています。初学者だけでなく学びの途中におられる方もお読みいただくことで、ご自身の治療や臨床者としての自分を見直すきっかけになるかと存じます。ぜひ下記ボタンよりご覧ください。

東 良彦先生(日本構造医学研究所)には「上位頸椎の不定愁訴」について、頭部CT画像を用いた投射領域の解説や、環椎や軸椎へ療具(療養補助具)を用いたアプローチ、また施術を行うにあたって把握しておかなければならない後頭下筋群等の筋肉についてお話ししていただきました。
特に実際にアプローチを行う話の中で、構造医学の療具(療養補助具)は徒手整復より安全性が高いが、だからと言って無闇に使用するのではなく、処置を行うべきか否かをきちんと判断し診療に臨むべきと述べられると、受講者の表情も引き締まる様子が窺え、その後の実習風景では処置の練習を行うだけでなく、各療具を観察したり受講者同士で機材を前に話し込む姿も見受けられました。

今年から講義をしていただく川内野 良蔵先生(日本構造医学研究所付属臨床施設 元臨床部長)には構造医学の療具について、開発者である吉田先生の解説を基に講義を行っていただきました。境界層延転子とコア(核)とシェル(殻)から始まった話は、釉薬の貫入(ひび割れの模様)や妊娠線など身近な現象を例に境界層理論へと発展していきました。

セミナーの様子
セミナーの様子
セミナーの様子

講義中に紹介した書籍について

からだと病気のしくみ講義 / 仲野 徹

これは吉田先生が講義中に紹介された書籍の一つです。現代医療の恩恵を正しく受け、またもし病気になってしまったとき治療法について十分に理解するために、まずは身体の仕組みを理解しようという趣旨で書かれた本なのですが、実に分かりやすく人体の仕組みを解説してあります。吉田先生は講義の中で、医療関係者だけでなく患者も容易に情報を得られる時代となった今、診療者も常に知識をアップデートし続けていく必要があると述べられていました。
その他にも以下の書籍をご紹介いただいています。

人はなぜ治るのか―現代医学と代替医学にみる治癒と健康のメカニズム / アンドルー・ワイル
百歳日記 / まど・みちお
生物の中の悪魔 「情報」で生命の謎を解く / ポール・デイヴィス
からだとこころの健康学 / 稲葉 俊郎

ホームワークについて

本質編のセミナーでは次回受講日までにホームワークを課しています。これは提出の必要はありませんが、次回講座内容の予習となるものです。
以下のボタン(会員専用ページにつきパスワードが必要です)より内容を確認し、3月のセミナー開催日までにご準備いただくことをお勧めいたします。

初講を欠席された方には近日中に講座DVDまたはブルーレイのご案内をハガキでお送りいたします。購入をご希望の際はハガキ記載の方法に従ってお申し込みください。
次回のセミナーは3月14~15日(土・日)に、くまもと県民交流会館パレアにて開催予定です。第2講からの参加をご希望の方は受講申し込みフォーム(新規受講者のみ)よりお手続きください。